【黄泉のツガイ】漫画1話感想・考察(ネタバレあり)

黄泉のツガイは荒川弘による月刊少年ガンガンで掲載されている漫画です。

荒川弘といえば『鋼の錬金術師』、『銀の匙』などの作品が有名ですよね。筆者は特に鋼の錬金術師が大好きで当時連載しているときは中学生でしたので、もろに影響を受けて中二病を患いました笑。(錬成陣を手の甲に描いたり、機械鎧(オートメイル)をつけた自分が戦う妄想したり…あぁ!思い出すと恥ずかしい!!)

鋼の錬金術師とともに青春を過ごしたボクが今、注目している漫画が『黄泉のツガイ』です!あらすじは次の通り。

「夜と昼を別つ双子」として生まれた、ユルとアサの兄妹。能力を狙うものから隠れ、人里離れて結解を張られた村で静かに暮らしている。
ある日、村に謎の武装集団が現れて虐殺がはじまり、アサは、本物の妹のアサだと名乗る女性に、偽物として殺害される。
ユルは村の守り神の「ツガイ」の左右様と契約して武装集団を撃退し、自称本物の妹・アサを追って下界に降りる。

引用Wikipedeiaより:黄泉のツガイ

漫画の1話を読んだので感想と考察を書いていきます。

以下、ネタバレ感想があるため注意。

目次

黄泉のツガイ1話ネタバレ感想・考察

第1話は出産のシーンから始まります。おばあちゃんが早速きになることを言っています。

「もうすぐ夜明けだ!!まだ生むんじゃないよ!!無茶でもなんでもやるんだ!!この子らは!ツガイを統べる者になるんだよ!!

最初の印象としては、なんかめちゃくちゃいってんなこのババァ。と思うと同時にツガイ?を統べる?なんのことを言っているのかまだ分かりませんがこのババァからは何か野望を感じます。

そして夜明け、父親らしき人物が顔を覆いながら言います。

夜と昼を分かつ子が生まれてしまった・・・・・・

このシーンから何か不吉がことが起きてしまったということが分かります。生まれてきたのは双子の赤子で、夜と昼を分かつということから髪の色が違っていますね。

双子というのは昔は忌み子として扱われてきた歴史があることはご存知でしょうか。日本史史上で双子を忌み子としたことに関する最古の記述が「日本書紀」にあり、第12代天皇の后が双子の男児を産み、それをみた天皇が「叫び声をあげた」という記述があります。

当時は双子が相当忌み嫌われていたようですね。一度に複数の子どもを生むのは犬や猫、ネズミのようだと考えられており、”畜生腹”なんていう生んだ女性を侮蔑する言葉も存在していたようです。

登場している人物の服装が現代のものではなさそうなので、もしかしたらそういう時代背景なのかな?

それから時が過ぎ、どうやら生まれた赤ちゃんが成長したようです。髪の明るい方は名前が『ユル』のようです。おそらく「夜」から名付けられたんでしょうね。

そしてもう片方は座敷牢?のような場所に閉じ込められています。どうやら妹のようです。名前は「アサ」とユルが呼んでいます。「朝」から名付けられていることが分かります。

座敷牢に閉じ込められているように見えますが、あの無茶振りババァが「今日もきちんとお務めを果たしているよ」と言っているのでどうやら虐げられて閉じ込められているわけではないのかな?

そしてアサと会話するユル。アサの発言からどうやら父親と母親は村を出ていったようです。

その後のダンジとユルの会話から、アサはどうやら村の人達は存在は知っているが会える人物ではないことが分かります。

そして突然あらわれるヘリコプター!

えっ!?えええぇええええええ!!めちゃくちゃ衝撃なんですけど!だってまさか鎌倉と戦国時代あたりの時代背景なのかなーって思っていたらいきなり近代の乗り物がでてくるんですもん。

そして武装した兵士が次々と村人を襲っていきます。どうやら今までこの村は結界によって守られてきたようですが、この村を狙う何者かによって結界が破られたようです。

そして敵の狙いは「ユル」。出くわした兵士にユルは弓矢で応戦します。あっという間に兵士を二人制圧しているあたり、この主人公さては強いな!?

鋼の錬金術師の主人公エドワード・エルリックも強い主人公でしたが、周りがさらに化け物揃いで苦戦を強いられていました。今作もたぶん化け物が勢揃いしている予感…笑。

そして現れるフードを被ったなぞの女性。「がぶーーーっ」というと村人の体が真っ二つに!!

顔や手、首がもげているあたり結構グロいシーン。荒川弘先生の絵柄で表現があっさりしているからグロさをあまり感じないけど。

制圧をした謎の女性が地上部隊に電話をかけます。が、地上部隊が応答しない。なんか近代武装した兵士相手にナタひとつで倒しちゃってるデラさん。

デラさんつぇーーーー!

そしてガラケーで「ハナちゃん」という人物に電話をかけるデラさん。

「たぶんこれアサが来た」

??????

どういうこと?座敷牢の前に立つ眼帯をした女性がおり、突き出した拳を広げると衝撃波のようなものが飛びなんと牢をぶち破りアサが殺されてしまった!

ちょうどそこに出くわすユル。

「アサ!!!」

と叫ぶとなぜか女性が「はい」と返事をします。

「アサだよ兄様。むかえに来た」

「そして兄様以外みんな殺す」

この女性が本物のアサ?今までユルが話していたアサは偽物だった?この村の存在がなんか胡散臭くなってきました。

そして外ではデラがフードの女性と出くわします。女性の前には目玉がたくさんついた黒い歯茎の化け物。

どうやらこの化け物、普通の人には見えないようです。

場面がユルへと戻ります。死んだと思われていたアサから黒い影のようなものが飛び出て、眼帯の女性(自称アサ)の腕にしがみつきます。

そこへデラが来て、ユルを担いで走り去っていきます。

隠し通路を使って逃げたユルとデラ。しかし、そこには敵のヘリコプターが待ち構えています。絶対絶命のピンチ!

デラが首に下げていた左右様と言われていた守り神を模したペンダントをユルに渡しいいます。

「そこの左右様の真ん中の石畳にある穴にはめろ」

ユルが穴にペンダントを入れると、いきなりユルの顔面を地面に叩きつけるデラ。ユルの鼻血がペンダントにかかると突然光りだす石像!

石像からから出た何かが2台のヘリコプターを落とします。そしてデラが言います。

「幽霊」「妖怪」「化け物」「UMA」「異形」「対なるもの」

「ユル。こいつらがおまえのツガイだ」

2体のツガイが出てきたところで1話終了。

ここでババァが言っていたツガイの正体が分かりました。幽霊とか妖怪のような類の存在のようです。

そして「対なるもの」で「ツガイ」と呼ばれていることが分かりますね

それにしてもなんて濃い1話なんだ!展開が怒涛過ぎて読む手が止まりません!

さて、この「ツガイ」という存在ですが、2体で「一つの存在」ということが考えられます。主人公も双子として生まれており「2体(2人)で一つ」ということがこの作品において重要なテーマになっていくのかな?

今後の展開が気になる!!

実は1巻まるごと感想書こうと思ったけど内容が濃いので1話ずつ感想・考察を書くことにしました。

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